熱中症予防のためにすべきこと〜睡眠に焦点を当てて〜
リハビリブログページにまで来て頂きありがとうございます!
今回の記事は、まだまだ暑い日が続いているため、熱中症を予防するためにすべきこととして、「睡眠」に焦点を当てて書いていこうと思います。
読んで頂いた方のお役に少しでも立つことができたら幸いです。
<熱中症を引き起こす要因>
身体要因 |
環境要因 |
行動要因 |
・体内水分量低下(脱水) ・持病(糖尿病、心臓病など) ・体調不良(疲労、低栄養、睡眠不足など) |
・高温、多湿 ・通気性の悪い着衣など |
・激しい運動 ・長時間の屋外作業 ・水分摂取不足など |
上記要因に対する予防・対策として考えられることは、まめな水分補給や涼しい場所での休憩、バランスの良い食事を摂ること、などが挙げられますが、睡眠不足を解消するためにすべきことは何だろう?という疑問が生まれたので調べてみることにしました。
<快眠のためのノウハウ>
- 就寝1時間前に入浴をして深部体温を上げる!
人間の身体は体温が上がり、そこから急激に下がる時に眠気が出ると言われているそうです。眠気が出てきたタイミングを逃さないよう就寝時間から逆算して入浴できると良いかもしれません。
- ベッドの上では眠りに関係のないことはしない!
人間の脳は「場所と行動をセットで記憶する」という特徴があるため、ベッド上での読書やテレビ鑑賞、スマホをいじる等を習慣化させてしまうと脳が「ここ(ベッド)は寝る場所ではない」と認識してしまい、ベッドに入っても寝付けないことに繋がるそうです。ベッドに入ったらすぐ目を閉じましょう。
- 就寝2時間前くらいからはできる限り明るい光は避ける!
ぐっすり眠るためには、光をできる限り減らすことが必要なようです。夜は蛍光灯のような白い光ではなく、電球色というオレンジ色の光を灯火のように下から灯すと良いそうです。
以上、睡眠不足を解消するためにすべきこととして、すぐに始められそうなことを3つピックアップしてみました!
睡眠不足以外の要因にも注意しつつ、体調を管理して残暑を乗り越えましょう!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
リハビリテーション科 理学療法士 太田一輝
<参考文献>
・成田美紀:高齢者の熱中症–食事で水分・ミネラル補給. Osteoporosis Japan PLUS Vol.4 No.2 2019
・濱田圭子・他:ケアマネの暮らしかたレシピ Vol.6 心地よい睡眠を取るための方法