スマホ首体操
こんにちは、札幌円山整形外科病院リハビリテーション科の仲澤です。
皆さんは「スマホ首」をご存知ですか?
「スマホ首」とは一般的な医学的診断名ではありませんが、
スマートフォンやタブレットを操作したり、画面を見たりする時の、斜め下を向いた不良姿勢のことです。
この姿勢を長時間継続することによって、首・背中の痛みや、様々な疾患や障害に繋がると考えられています。
本来、首の骨である頚椎(けいつい)は自然なS字カーブを描いていて、重たい頭部を効率的に支えているのですが、「スマホ首」の不良姿勢では、このS字カーブが消失してしまい、良い姿勢と比べて、3〜6倍程度の負荷がかかってしまうと言われています。
一昔前には無かったスマートフォンが急激に普及し、近年のデータでは「高校生は1日3時間使用している」とのデータも。
しかも、2015年から2019年の4年間で、50〜60代のスマートフォン使用率が20〜30%もアップしているとの報告も。
このように、首には以前よりも負荷がかかりやすい現代ですので、「スマホ首」の予防や改善の為に、スマホ首体操を考案しました。
*痛みなどの症状が有る方は、無理のない範囲で行ってください。
スマホ首体操は、以下の4つの運動で構成されています。
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- S字ストレッチ
- みぞおちストレッチ
- キャットバック
- まるせい体操
次回以降、一つずつご紹介していきます。