リハビリテーション科 ブログrehabilitation

北海道マラソン2023に参加してきました

理学療法士の大槻です。

827日に札幌市で開催された北海道マラソン2023”に参加してきました!

ちなみに今年はリハ科から10名のスタッフが参加しました!

が、今回は私の話をさせて下さい。長くなります()

 

私が参加を決意した理由は、①走り切ったら根性がつきそう、②入職したてだったため、何か頑張ることで新しい職場のスタッフから認められたいという承認欲求、でした。

私の自己最長マラソン距離は中学校のマラソン大会での8km・・・。今回練習では5kmから始めましたが、息切れが酷く走れない。次の日は筋肉痛が辛く長続きしない。走ることの難しさを痛感していました。そんな中、やる気を引き出してくれたのは、参加する仲間でした。仲間と走った距離を共有することで、お互いを鼓舞し、8km..10km..最終的には20kmを連続で走ることができました。しかし、練習すればするほど42.195kmがとてつもない距離だと実感させられ、徐々に本番への不安が募ってきてしまいました。そこで、あるマラソンランナーに不安を打ち明けたところ、「マラソンは不安と共に走りなさい。」とアドバイスを頂き、不安はあってもいいのもだと気付かされました。

当日は気温30度、湿度は80%を超え、12時を超えてからは横なぐりの大雨と雷の鳴る悪天候。そんな中、24km付近で足が攣ってしまった方と遭遇しました。自分の記録が遅くなる…救護班がいるのだから、助けてくれるだろう…、と最初はそのまま通り過ぎましたが、折り返し地点を過ぎ、再度通りがかった時にも未だ横たわっていました。本当に辛そうな表情だったので救護にあたったところ、再び走ることができるところまで回復し、「ありがとう」と言っていただきました。自分も疲弊していた中で、その一言で走るエネルギーをもらい、「助けることで、自分も助けてもらった」感覚になりました。

私の助けを受け取っていただき、それに対して私が感謝の言葉を頂く。私、個人的なお話ですが、日々入院患者さんのリハビリテーションを提供し、患者さんを助けているつもりでした。もしかすると、助けられていたのは私の方だったのかなと感じました。自分の身につけた知識や技術を患者さんに活かせているとしたならば、感謝をするのは私なのだなと感じました。北海道マラソンで感じたことは他にも、応援する・されることの素晴らしさなど多々ありますが、今回はこの辺りで〆とさせていただきます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。どうぞ、お身体にお気をつけてください。